トレーラーホテルのビジネスモデルと節税について解説します

トレーラーホテルのビジネスモデルと節税について解説します

記事作成日 2021/06/30    記事更新日 2023/02/05

2020年から猛威をふるっているコロナの影響により、人々の生活様式は大きく変化しています。
また、自然災害も増加している中、新時代に合わせた「動くホテル」が最近注目されていることをご存じでしょうか?

本記事では、不動産投資に比べて、少額から始めることができ、また節税×投資利回りが期待できるトレーラーハウスついて解説します。

動くホテルとは?

投資家の皆さんは、「トレーラーハウス」をご存じでしょうか。
よく外国映画などに、シャーシの上に小さな家を乗せて走っているシーンが登場します。

タイヤがついていますが、ハウスそのものにエンジンが搭載され自走するのではなく、移動の際は必ず牽引車が必要です。
これがトレーラーハウスとキャンピングカーとの違いです。

内装や設備は一般の住宅とほぼ同じで、電気・水道・ガス等のライフラインは必要に応じて移動先で引き込むことが可能です。
そのため、どこへでも簡単に移動でき、かつ、移動したその日から普通の住宅の様に使用することができる点で魅力があります

注目されている背景

迅速かつ簡単に色々な場所に移動できるトレーラーハウスは、東日本大震災や熊本地震等の災害が発生した際に、避難場所や仮設住宅として供給された実績があります。

また、コロナ対策の隔離施設やPCR検査場としての利用も想定され、社会的な意義も大きいです。

トレーラーハウス投資のメリット

トレーラーハウス投資は、その他税務面及び投資面からもメリットがあります。

①償却年数が短い

トレーラーハウスは、あくまでも「車両」となります。

そのため、「被けん引車その他のもの」に該当すると考えられ、法定耐用年数4年間で減価償却をとることができます

以下に記載する「コンテナ節税」の問題を、このスキームでは回避できると考えられます。

2020年2月13日にマザーズ上場しているエリアリンク㈱で問題となったいわゆる「コンテナ節税」については、当初「器具・備品」として短い耐用年数で償却できる節税スキームとして販売されていました。

しかしながら、建築確認が必要であることから、「建物」に該当し、19~21年の耐用年数を適用すべき旨の更正処分を受ける事案が発生しています。

②比較的少額から始められる

都内のワンルーム投資では、安くても2,000万円以上の資金が必要となり、一般のサラリーマンでは金融機関からの借り入れも難しくなってきています。
フルローンがひけたとしても、毎月の返済額が重く、空室リスクに耐えきれずに途中で売却せざるを得ないケースも多々発生しています。

トレーラーハウスについては、500万円程度で一室購入することができ、また利回りも確保(2021年6月時点:実質利回り年1.2%程度)されているため、不動産投資の入門として利用する方が増加しているようです。

※購入選択権行使は、選択制であり途中で売却可能です。

どのような所に設置されるのか

トレーラーハウスを1カ所に集合して設置し、旅館業法に則して宿泊施設として展開したのが「トレーラーホテル」です。

現在、トレーラーハウス事業を展開している企業では、主に郊外の工業地域やプラント工場棟の近隣において、幹線道路沿いの車利用を前提とした立地条件にあてはまる場所で続々とオープンしています。

郊外の工業地域は宿泊利便性が悪い地域が多いため、本社社員の出張やプラントメンテナンス技術者等の利用が多く、市況にされやすい観光や都市型ビジネス、インバウンド需要を目的としたホテル運営とは別のターゲット層を取り込むことが期待されます

まとめ

本記事では、最近注目を集めている「トレーラーホテル」を使った節税投資について解説しました。

節税を行いたい会社はもとより、不動産投資をおこなってみたいけども最初から数千万円の投資を行うのは躊躇するという方にもおすすめの投資手法となります。

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